ケアサービス図鑑

介護職が提供するケアサービスについてご紹介!

介護職が訪問介護で行う身体介護や生活援助

介護職における訪問介護では、利用者の生活をサポートするためのさまざまなサービスを提供しています。中でも、利用者が一人ではできないことを直接体に触れながら介助する身体介護は、利用者の居宅で行う仕事の中でも大きな割合を占めています。

身体介護は食事介助、入浴介助、清拭、排泄介助、服薬介助、体位変換など多岐にわたり、利用者自身の安全を確保することはもちろんのこと、自尊心や羞恥心に関わることも多くなっているため、特に注意が必要です。

そのほかに訪問介護で行うサービスには、利用者自身が一人で家事を行うことが困難である場合の生活援助があります。生活援助には家の掃除、洗濯、調理や後片付け、買い物などがあり、利用者それぞれの意思やライフスタイルに合わせた方法で行うことが大切です。いずれのサービスも利用者に在宅生活を継続させることを目的とし、利用者の尊厳を守りながら、自立を促す支援を行うことを忘れてはいけません。

また、利用者との良好な関係を築いてよき相談相手となることも、訪問介護の重要な仕事の一つです。信頼関係が深まることで、利用者が抱えている真のニーズや悩みを聞けるようになり、適切な助言をしたり、医師やケアマネジャーなどへの迅速な情報提供にもつながります。


いずれにしても、訪問介護では身体介護や生活援助を行うのが利用者が暮らしの場であるということを強く意識して、自尊心を損なうことなく、意欲を持った日常生活を送ることができるような介護を心掛けるようにしましょう。
なお、身体介護と生活援助の違いについてもっと知りたい方は、こちらのサイト(http://kaigo-kisochishiki.net)をご覧ください。